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〜日本郵便年賀寄付金配分事業〜
関東大震災100年
大船渡復興と首都防災の連携
「鎮魂と希望の竹明かり」事業

謝辞

昨年、東京いのちのポータルサイトは日本郵便年賀寄付金配分事業の助成を受け、「関東大震災100年〜大船渡復興と首都防災の連携『鎮魂と希望の竹明かり』」事業に取り組みました。
事業に多大なご助力いただいた首都圏と大船渡の皆さま、そして、貴重な助成をいただいた日本郵便株式会社に心から感謝し、厚く御礼申し上げます。

令和6年2月NPO法人東京いのちのポータルサイト理事長瀧澤一郎

概要

「関東大震災100年」の節目に、大船渡市の大震災被災者が竹100本を切り出して東京都慰霊堂に搬入。首都圏の障がい者や中高生、大学生らがワークショップで竹灯りを制作し、第11回首都防災ウィークを照明しました。

8月20日の「開会式・竹灯かり点灯式」は、NHK「おはよう日本」及び「共同通信ニュース」で大きく報道されました。https://www.47news.jp/9748092.html

その後、竹灯りは大船渡に「里帰り」して、10月に挙行した「鎮魂と希望の竹明かり&音楽神社祭」を照らしました。

本年、まさかの元旦に、震度7大地震が能登半島で起きました。
犠牲者、被災者に心からのお悔やみとお見舞いを申し上げますと共に、本事業を急いで大きく発展させ、迫り来る首都直下地震や南海トラフ地震、全国での備えにつなげたいと思います。

本事業の背景

2013年、関東大震災90周年の節目に、当法人が首都圏の防災団体に呼び掛けて、首都防災ウィーク実行委員会を設立しました。代表には、当法人副理事長、東京都立大学名誉教授の中林一樹氏が就任されました。以来、東京都立横網町公園、東京都慰霊堂を舞台に、昨年を含め11回の首都防災ウィークを開催しました。民間では国内最大の防災事業です。

2014年からは、東日本大震災で壊滅的被害を受けた岩手県大船渡市の復興イベント「碁石海岸で囲碁まつり」に関連団体と共に取り組み、10,926筆の囲碁のまち大船渡請願採択、三鉄囲碁列車、日本初の囲碁神社、囲碁の日制定(5/14)、全国盲学校囲碁大会、二大タイトル戦(棋聖戦、本因坊戦)招致などを実現しました。

2017年の第5回首都防災ウィークでこれら二つの事業が連携し、サンマ1000尾炭火焼提供、大船渡物産展、大船渡市長の特別講演などが行われました。

2018年からは、シティコン海底山脈という新たなテーマを追求してきました。
昨年の「関東大震災100年」事業は、東京と大船渡の事業とその連携の集大成でした。

本事業の目的

(1)大船渡市の持続的な復興・振興支援

特に、600年の歴史ある熊野神社(囲碁神社)を地域経営の核となる「音楽神社(ライブスポット)にすることにより、大船渡の全国知名度を高め、交流人口増大を図ることが大きな目的でした。

(2)わが国の命運がかかる首都防災、全国防災事業の加速化

東京(100年前の大震災被災地)と大船渡(13年前の大震災被災地)の連携により話題性を高め、障害者や若い世代の参画を得て、「絵になる」竹灯り事業でTV報道も得て、首都防災はじめ全国の防災事業を加速させること。

取組みの経過

◆2023年6月6日:東京都庁で記者発表

16人が参加し、発表後にライブを行いました。
中林一樹(東京都立大学名誉教授、首都防災ウィーク実行委員会代表)、木谷正道(東京いのちのポータルサイト副理事長、首都防災ウィーク実行委員会事務局長)、大石亜矢子(シンガーソングライター(全盲))、白井崇陽(ヴァイオリニスト(全盲))、竹DS(Deaf Singer、創作ソロ手話唄、ろう)、佐野和子(パーカッショニスト、手話通訳)、柿島光晴(一社)日本視覚障害者囲碁協会代表理事(全盲))、水間俊文((公財)日本棋院棋士八段)、古本聡((株)土屋取締役・最高文化責任者、脳性麻痺)、新沼岩保(首都圏さんりく大船渡人会相談役、サンマ1000尾プロジェクト・リーダー)、横内康行((一社)福祉防災コミュニティ協会副代表理事、竹灯かりワークショップ責任者)、原香織(みらクルTV番組編成部長、竹灯かりワークショップ・サブリーダー)、池野一成((株)エース・ワン代表、第11回首都防災ウィーク音響・映像ディレクター)、石塚数人((公社)全国市有物件災害共済会)、岡野谷 純(NPO法人日本ファーストエイドソサェティ理事長、竹灯かりワークショップ安全管理副責任者)、津田素子(桜東京パイロットクラブ理事、竹灯かりワークショップ安全管理担当)

◆7月4日:大船渡で現地運営委員会開催。

【東京側参加者】

木谷正道(碁石海岸で囲碁まつり実行委員長、NPO法人東京いのちのポータルサイト副理事長)
柿島光晴((一社)日本視覚障害者囲碁協会代表理事、誰でも囲碁大会in大船渡実行委員長、全盲)
兼古勝史(放送大学客員准教授、日本音楽教育メディア学会理事)
横内康行((一社)福祉防災コミュニティ協会副理事長)
新沼岩保(首都圏さんりく大船渡人会相談役)
池野一成((株)エース・ワン代表取締役、音響・映像ディレクター)

【大船渡側参加団体】

大船渡商工会議所、大船渡市観光物産協会、大船渡市社会福祉協議会、社会福祉法人大洋会、三陸鉄道(株)、大船渡市観光交流推進室、日本棋院大船渡支部、碁石地区復興まちづくり協議会

◆7月5日:大船渡市長・渕上清氏と面談

◆7月中旬:大船渡市碁石地区の放置竹林から大震災被災者が竹100本を切り出す。

◆7月23日:2トントラックで竹を東京都慰霊堂に搬入

(写真添付)。

◆7月末〜8月中旬:首都の障害者、中高生、大学生、NPOなどが竹明かり制作ワークショップを実施

◆8月20日:「関東大震災100年・第11回首都防災ウィーク」開会式・竹灯かり点灯式

6人の国会議員をはじめ200人が参加し、NHK「おはよう日本」、共同通信TVニュース(https://www.47news.jp/9748092.html)で報道されました。
その後、首都防災ウィークは9月10日まで全22日間、35事業を連続開催しました。

◆9月1日:「秋季大法要」開催((公財)東京都慰霊協会主催、東京都慰霊堂)

◆9月3日:「第二回誰でも囲碁大会」開催(実行委員会主催(柿島光晴代表)、日本棋院)

◆9月9日:「鎮魂と希望の世界音楽祭」(東京都慰霊堂)

◆9月10日:「防災フォーラム」、閉会式、竹明かり消灯式

◆9月11日:竹灯かりを大船渡に搬送

◆9月12日:竹灯り音楽会場(中森熊野神社)に竹灯り掲出

(写真、新聞記事添付)

◆10月14日〜16日:「第8回碁石海岸で囲碁まつり」開催(大船渡)

14日夕刻、「鎮魂と希望の竹明かり&音楽神社祭」会場を100本の竹明かりが照らし、「神秘のライブスポット=音楽神社」のこけら落としを行いました。

主な出演者:

大石亜矢子(シンガーソングライター、全盲)
白井崇陽(ヴァイオリニスト、全盲)
片岡亮太(和太鼓奏者、全盲)
山村優子(ホルン)
原香織(ヴォーカル)
MIKUMI(ダンス、手話唄、ダウン症)
濱守栄子(シンガーソングライター)
松本玄太(ピアニスト)
竹DS(心の唄バンド・創作ソロ手話唄、ろう)
佐野和子(心の唄バンド・パーカッショニスト)
木谷正道(心の唄バンド・ヴォーカル)

美しい竹灯りに包まれた音楽祭は、地元紙で大きく報道され、今後の持続的復興・振興事業に夢を与えました。

◆シティコン海底山脈による漁業再生と持続的振興

漁業再生なしに、大船渡の持続的振興を語ることはできないと考え、急遽、この提案を行いました。

14日:「記念フォーラム」

15日:「シティコン海底山脈フォーラム」

本年元旦の能登半島大地震で、災害廃棄物が焦点になり、このプロジェクトが注目されています。
首都防災ウィーク実行委員会は、令和6年度の事業として、「シティコン海底山脈調査」を計画しています。


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